ホーム  > 研究開発  >  材料設計テクノロジー  >  放射線遮蔽材料

放射線遮蔽材料

レントゲン、CT等の医療や食品を始めとした各種産業にて非破壊検査等、放射線の利用範囲は急速に拡大しています。一方、福島原発を始め、今後増加すると思われる廃炉作業を安全に行うためにも放射線対策は必須となっています。
当社では、独自の配合技術を駆使し、ゴム、樹脂の遮蔽材料設計を行っています。

放射線遮蔽材料のイメージ1

特徴

放射線遮蔽効果のあるフィラーを当社独自の配合設計により、ゴムやPVC等の樹脂に高充填させることによって開発した、放射線遮蔽材です。
鉛、アンチモンなどを用いず、環境に配慮した遮蔽フィラーを重量で70~80%練り込み、遮蔽性とゴムのしなやかさを両立した材料を開発しています。
シートや押出など様々な製品形態に加工できる材料としても開発しており、お客様のニーズに柔軟に対応できる材料開発を進めています。

事例

①放射線遮蔽シールドBOX等における隙間塞ぎ
X線検査装置等から発生する放射線を外部に漏らさないために使用される放射線遮蔽シールドBOXのドア開閉部、パネル継ぎ目部、BOX内部からのケーブル取出口など硬質遮蔽材料では遮蔽することが困難な隙間シールや曲面シールなども、柔軟なゴム弾性を有していますので遮蔽効果を有効に活用することができます。

z_003_02.jpg

②X線使用者等の防護用品。(防護衣等)

z_003_03.jpg

③X線源近くの敷設用等。

z_003_04.jpg

z_003_05.jpg

※鉛当量とは、放射線の遮蔽能力を鉛の厚さに換算した数値。
※RS-13は樹脂タイプもあります。

一覧ページに戻る