軟質・硬質複合成形品

研究開発

軟質・硬質複合成形品

軟質・硬質樹脂などの異材質を組合せた二色成形やゴムと樹脂を複合したホースやシートなど、用途に応じて使用する材料を最適な形で提供する成形技術を研究開発しています。

特徴

当社では、これまでゴムだけでなく、軟質樹脂や硬質樹脂材料の研究開発を進め、それらを組み合わせた成形技術を確立してきています。さらにその製法は非常に幅広く、チューブ・ホース・金型・シートなど様々な製品形態へと応用展開しています。

事例

①二色成形
軟質エラストマーと硬質樹脂の其々の特性を活かし、グリップ性を軟質エラストマーで、耐久性や強度を硬質樹脂で機能や品質を担保するなど用途に応じて材料から成形までの設計を実施しています。

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②ゴム・樹脂複合ホース、シート
ゴムの柔軟性を持たせながら樹脂材料をホースやシートにカバーさせることで、樹脂の持つ機能・特性を付与することが可能です。

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【外層超高分子量ポリエチレン被覆高圧ホース】
外面層にすべり性や耐摩耗性に優れた樹脂を設けることで、一般の外面ゴムと比較すると、摩耗試験(JIS K6264-2-2005定荷重ウィリアムス摩耗試験)で約700倍と飛躍的な性能差を実現しています。

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【テフロン層付EPTゴムシート】
ゴムシートの表面にテフロンフィルム層を設けることで、低摩擦性、耐摩耗性、耐薬品性(耐酸、耐アルカリなど)、非粘着性などの機能を付与することが可能です。
一方でゴムの柔軟性で従来のクッション性は保持することが可能です。