研究開発構造設計テクノロジー
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ゴムの伸縮性でロープ・構造物の寿命を延ばす緩衝ゴム
金型成形は用途に合わせて様々な形状にゴムを成形できます。 ここでは海洋産業などで活躍している緩衝ゴムについてご紹介いたします。
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ホースから生まれたゴムロープ(ダンパーロープ)
十川ゴムでは長年ゴムホースの製造を行っており、多くの技術が蓄積されております。 これまで蓄積した技術を活用し、強度があり大きく伸びるゴムロープを開発しました。
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樹脂を被覆した高圧ホースの構造設計
高圧ホースは建設機械、工作機械、製鉄所での圧延機など幅広く様々な分野にて使用されており、流体を圧送することで油圧機械などの血管としての働きをしています。 しかしながら、昨今のコンパクト化、省スペース化の動きに伴い、その配管環境は厳しいものとなってきています。特にゴムホースの耐久性に対して問題となるのが、ホース外面の摩耗で、その対策として様々な方策がとられています。 その対策の一つとして、当社ではホースの外層に超高分子ポリエチレンを被覆した高圧ホースを開発し、耐摩耗性の向上と低摩擦性を実現しています。その特徴、性能などについて紹介します。
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防振・制振設計
機械の振動、エンジンの振動、地震など様々な振動現象が存在しますが、ゴム・樹脂の持つ特性を活かし、防振ゴムや制振ゴムに最適な構造設計をCAEや振動試験評価を実施して提案しています。
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シール機能部品のデジタルシミュレーション
Oリング、パッキン、ガスケットに代表されるシール機能部品のシール性能の評価について、CAE解析を活用した、短納期かつ試作レスでのデジタルシミュレーションを提案しています。
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環境対応超低透過燃料ホースの構造設計
自動車の排ガス規制は米国・欧州・日本を中心に強化され、燃料タンクを含むシステム全体としての燃料透過量の低減も段階的に強化され、接続されるホースにおいてもさらなる燃料の低透過性が求められています。 当社では燃料の透過規制の段階的な強化タイミングごとに、燃料ホースからの燃料透過量の低減に寄与する燃料ホース構造を開発してまいりました。厳しい燃料透過規制に対応するためには、ゴムの積層構造に樹脂のバリア層を加える必要があるほか、ゴムホースと同様にパイプとのシール性、締結性を確保することが求められ、継続して燃料透過規制に対応するゴム樹脂複合構造の燃料ホースを製品化してきました。