ゴム製品の基礎編上式ホースの補強の違い

編上式ホースの「ブレード補強」と「スパイラル補強」の違いをご説明します。

分 類編上式ホース(ブレード補強)編上式ホース(スパイラル補強)
代表的な構造●構造例 1B

糸またはワイヤーを1 本または複数本ずつ引き揃えて編み組みしている。
●構造例 2S

糸またはワイヤーの1層目をらせん状に巻き付けて、次の層をその逆方向に巻き付けている。
ホースの特徴編組構造の場合、補強層は上下に交差しており、動きしろがあるので、その分スパイラル補強より柔軟で伸縮性のあるホースとなる。
例)ブレードホースの長さは、理論的に通常の仕様でも±4%程度は変動すると言われています。
補強糸(またはワイヤー)同士が直接接続しておらず、かつ補強層に均一に荷重がかかる構造なので、繰り返し衝撃圧力を与えた時、ブレード補強よりも耐久性が優れ、長寿命。
補強層使用圧力に応じて、1層ずつ増減できる。
表示は、
B:ブレード
Y/B:ヤーンブレード
W/B:ワイヤーブレード
使用圧力に応じて、2層ずつ増減できる。(補強層数は、必ず偶数となる)
表示は、
S:スパイラル
Y/S:ヤーンスパイラル
W/S:ワイヤースパイラル
代表的な製品油圧配管用ホースF-15 タイプ(32 以上)
油圧配管用ホースF-35 タイプ(19 以上)
油圧配管用ホースK タイプ、NSL タイプ
高圧スチーム配管用ホースSTW タイプ
高圧ガス配管用ホースG-30(全サイズ)
高圧ガス配管用ホースG-150(25 以下)
強化ガスホース
LPガス燃焼器用ホース
新タイプガスコード
フライヤーホース
編上式エアーホース(15 以上)
プッシュオンホース
ピュアックスホース など
油圧配管用ホースF-15 タイプ(25 以下)
油圧配管用ホースF-35 タイプ(12 以下) 
油圧配管用ホースZ タイプ
高圧ガス配管用ホースG-150(32 以上)
溶断溶接用ゴムホース
編上式エアーホース(12 以下)
消火器ホース
温水ホース など

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